シェービング、初めはほんとに怖かった

理容師として

ヒゲを剃る。それは理容師にとって当たり前の仕事かもしれません。

畑違いの世界にいたので、国家試験に受かり理容師になったとはいえ

最初はとても高いハードルでした。試験はウィッグでしたので、いざ人の顔を剃るとなると…怖い。

緊張、不安。手は冷えるし震えるし。感情がぜ~んぶ手に出てしまいます。

お客様の方も緊張されていたと思います。

お店のお客様は99パーセントが男性という床屋さんでした。

薄いヒゲから経験を積んでいき、だんだん濃いヒゲへ。

鼻の下や、のどぼとけ周りなんかは、やっぱり怖い。

時間がかかったり、血を吹かせてしまったこともあります。

反省、切り替え、反省、うまくできた、反省、気を取り直して…の繰り返し。

お客様から「初めから上手い人はいない」と声をかけていただきながら

たくさんの顔を剃ってきました。

ペーペーの頃にたくさん剃らせていただいたお客様には感謝の一言につきます。

今では「濃いヒゲ、かかってきなさい」というくらいになりました。そこまで思えるようになったのは

私の場合10年くらいはかかったかな?自信を持って剃れるようになりました。

さて、シェービング技術は男性だけでなく、女性にも有効な技術です。

「床屋さんに行った男性が、散髪のあとにしてもらうもの」という認知が大きいかと思いますが、

女性の場合、ブライダルシェービングの認知もあるのです。

ブライダルシェービングは「結婚式の前に着物やドレスから出る肌の毛を剃り、

肌を明るくし、メイクアップを映えさせ、当日の花嫁を輝かせる」ものです。

次回は、そのブライダルシェービングについて語りますね。

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