最初は、理容の世界にまったく興味はありませんでした。
けれど気づけば、今はこの道が自分の居場所になっていました。
私が理容師になったきっかけは、結婚でした。
嫁ぎ先が家族経営の理容店。自然とその世界に足を踏み入れました。
でも正直なところ、最初は全然興味がなかったんです。
子育てと家事とお店の手伝いをしながら理容師国家資格の通信課程を3年。
夫がカットで、私はシェービングやシャンプーという役割でした。
一度始めたら不思議なもので、やっていくうちに「もっと上達したい」と思うようになりました。
髪の毛という死んだ細胞を切るのではなく、血の通った肌に剃刀(かみそり)をあてるという
繊細な技術。奥が深いと感じました。
上達していくうちに、お客様が眠ってリラックスしていただけるようになりました。
「これはただの技術じゃない。心までほどけていく技術」と思うようになり、
いつしか自分からシェービングの講習を探して足を運ぶようになっていきました。
シェービングの価値を熱く持つ理容師さんとの関わりがとても有意義で、
お店で施術する私の気持ちを支えるものになっていました。
今現在は、シェービングを通して「人の手が与える癒しの力」や「肌に優しい美容法であること」
「高度で価値のある技術」を伝える日々です。
講師として理容師さんや、理容師を目指す方に技術を教えたり、サロンで施術をしたりと、
”ただ剃るだけ”じゃない。心と肌に寄り添う仕事だと実感しています。
このブログでは、そんな私のシェービングへの想いや魅力などを綴っていきます。
読んでくださるあなたに少しでも魅力が伝わりますように。
どうぞよろしくお願いいたします。
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