誤解されがちなシェービングの話。
「シェービングって、剃ったら濃くなるんでしょ?」
初めてお顔そりに来られるお客様からよくいただく質問です。
結論から言うと…毛は濃くなりません。
でもそう思ってしまうのには理由があるんです。
なぜ誤解されやすいのか、実際の肌や毛の変化について、やさしくお話していきます。
実は私自身も理容師になる前までは、少しそう思っていました。
原因は、毛の断面が見えること。
毛を剃ると、先のとがった産毛が切り口のある”平たい断面”になります。
その断面が黒く目立つため、「あれ?濃くなった?」と感じてしまうことがあるんです。
毛の太さ・量・色は毛根で決まっています。
シェービングはあくまで「皮膚の上の毛」を優しく剃るもの。根本に働きかけるものではないので
毛質が変化するものではありません。
「なんとなく濃く見えた」の正体は”断面の錯覚”だったり、
新しく生える途中のチクチク感だったりします。
実はシェービングの本当の魅力は、産毛だけでなく古い角質も一緒にやさしく除去できること。
肌が明るくなったり化粧ノリが良くなったりするのは、
この「表面のいらないものを取り除く」ケアがあるからです。
サロンでは、剃刀(かみそり)も肌に優しいプロ用のものを使い、
必ず保湿や保護のケアも一緒に行っています。
誤解や不安があって当然です。でももし「剃るのは怖いな」と思っている方がいたら、
一度プロのシェービングを体験してみてほしいです。
肌がふわっと軽くなる。鏡を見るのがちょっと楽しみになる。
そんなふうに心もやわらぐ時間をお届けできたら嬉しいです。
「シェービングって実はいいかも」と思った方へ。
サロンでは、初めての方にも安心していただけるよう、カウンセリングのお時間を
しっかり取っています。不安や質問があれば、どうぞ遠慮なくお話くださいね。
肌と心がほっとゆるむひとときを、お届けします。
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