理容の剃刀技術は伝統文化

シェービングとお肌の話

理容室で行われる「剃る」行為。これをシェービングと呼びます。

これは理容師免許を持った理容師が提供できるサービスです。

理容の基本理念は「整えること」。剃ることによって、身なりや見た目を整える。

この剃る行為、いつ頃から人々の間で行われていたか知っていますか?

男性だと、江戸時代頃からまげを結うためにおでこから頭頂部までを

剃り上げていました。これを「月代」(さかやき)と呼んでいます。

女性だと、奈良時代に眉毛を剃ったり抜いたりして、眉墨を引いていました。

江戸時代くらいには、婚礼前に顔やうなじの毛を剃って、化粧のノリを

良くしたり、肌を美しく見せる工夫をしていました。

絶対それが正解!というわけではありませんし、体毛も身体に必要だから生えている

のであって、全部が全部ムダなものではありません。

さて、私が剃る時に大切にしているものは「剃るところは剃る、残すところは残す」

です。どういったところを剃って、どういったところを残すの?というと・・・

例えば、女性のうなじ部分。自分ではあまり見えないし見ない部分ですが、

髪をアップした時にまず目に入る部分です。SNSなどで検索すると、

キレイに剃り上げる映像が出回っています。ピシッとラインをつけてあげれば

パッと見た目はキレイはキレイです。しかし・・・ラインがキレイすぎるのも

若干不自然なのです。少し後毛が残る程度、輪郭が少しボケる程度。

そういったうなじラインが、色っぽくキレイだと考えています。

おでこも同様です。真ん中の部分はいわゆる「富士額」に。少し逆三角の形の

生え際に形作ります。左右のおでこラインも、ピシッとラインをつけずに

ほどよく産毛を残しながら、輪郭を少しぼやかす。そこが特に日本人の雰囲気に

合うスタイルだと思っています。

男性だと、女性よりはややピシッと剃った方がメリハリがついて印象が良く見えます。

私は、そんな感じでお仕上げします。

剃刀で体毛を剃る行為には、古くからの伝統文化的技術のエッセンスがあり、

人が肌や見た目の美しさを意識して行ってきたかの歴史を感じることができます。

そんな歴史に思いを馳せながら、シェービングを受けてみるのもいいのでは

ないでしょうか^^

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